盲導犬について

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盲導犬Q&A

皆さんからよく寄せられるご質問にお答えします。

Q 盲導犬を育てる団体はいくつありますか?
A 全国に9団体あります。
施設名 所在地・電話
財団法人 北海道盲導犬協会   〒005-0030 北海道札幌市南区南30条西8-1-1
Tel:011-582-8222
財団法人 東日本盲導犬協会   〒321-0342 栃木県宇都宮市福岡町1285
Tel:028-652-3883
財団法人 日本盲導犬協会 本部 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町21-3-3F
Tel:03-5452-1266
日本盲導犬
総合センター
〒418-0102 静岡県富士宮市人穴381
Tel:0544-29-1010
神奈川
訓練センター
〒223-0056 神奈川県横浜市港北区新吉田町6001-9
Tel:045-590-1595
仙台
訓練センター
〒982-0263 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉12-2
Tel:022-226-3910
財団法人 アイメイト協会   〒177-0051 東京都練馬区関町北5-8-7
Tel:03-3920-6162
財団法人 中部盲導犬協会   〒455-0066 名古屋市港区寛政町3-41-1
Tel:052-661-3111
財団法人 関西盲導犬協会   〒621-0027 京都府亀岡市曽我部町犬飼未ヶ谷18-2
Tel:0771-24-0323
社会福祉法人 日本ライトハウス 法人本部 〒538-0042 大阪府大阪市鶴見区今津中2-4-37
Tel:06-6961-5521
行動訓練所 〒585-0055 大阪府南河内郡千早赤阪村東阪1202-11
Tel:0721-72-0914
社会福祉法人 兵庫盲導犬協会   〒651-2212 兵庫県神戸市西区押部谷町押部24
Tel:078-995-3481
財団法人 九州盲導犬協会 事務局 〒810-0062 福岡県福岡市中央区荒戸3-3-39
福岡市市民福祉プラザ内
Tel:092-714-3169
訓練センター 〒819-1122 福岡県前原市大字東702-1
Tel:092-324-3169
Q 国内で活躍している盲導犬は何頭いますか?
A 約1000頭です。(平成20年3月現在)
Q 中部盲導犬協会で訓練している犬は何頭ですか?
A 約30頭です。
Q 盲導犬はオスとメスのどちらを使うのですか?
A 特に関係なくどちらも盲導犬として活躍しています。
Q 盲導犬は信号の色がわかるのですか?
A 信号の色はわかりません。発進の命令を出しているのは視覚障害者の方です。車の音などの周囲の状況から判断しています。盲導犬も危険な状況の時には発進しないように教えます。横断歩道で視覚障害者の方を見かけたら援助が必要かどうか声をかけてみてください。
Q 盲導犬はどのくらいの言葉がわかりますか?
A 訓練では30語位ですが、もっと多くの命令語を理解します。
Q 仔犬の名前は誰がつけるのですか?
A パピーウォーカーの方につけていただきますが、飼育、訓練中の犬と重ならないようにお願いしています。
Q 盲導犬になれなかった犬はどうなるのですか?
A 育てていただいたパピーウォーカーのもとに帰ったり、適外犬ボランティアのもとに家族の一員として引き取られます。
Q パピーウォーカーってなんですか?
A 盲導犬としての訓練に入る前の生後2ヶ月の子犬を約10ヶ月間飼育していただく里親をパピーウォーカーといいます。家族全員が愛情を持って飼育していただけるご家庭が理想です。
Q どうしてパピーウォーカーで飼育するのですか?
A 子犬は家族の中で愛情を持って育てられることで、人のやさしさを知り、人に対する親しみや深い信頼感が生まれます。家庭内で生活のルールを覚えたり、毎日の散歩を通して車の音や人ごみにも慣れて生きます。パピーウォーカーのもとで経験したことが将来盲導犬として視覚障害者の目となるための基礎となるのです。
Q 引退した盲導犬はどうなるのですか
A 犬の寿命は15〜16歳ですが、盲導犬は12歳で引退して、老犬ボランティアのもとに引き取られたり、パピーウォーカーのもとに帰ったりします。いづれにしても、その犬が大切に育てていただける方へお願いしています。
Q 盲導犬の育成はいつどこではじまったのですか?
A 盲導犬育成の歴史は世界的に見てそれほど古いものではありません。1819年にヨハン・ウィリアム・クラインというウィーンの神父が、犬の首輪に細長い棒をつけて訓練したのが最初といわれ、その後、第1次世界大戦などで失明した軍人のために、1923年にドイツに盲導犬を育成するための学校が設立されました。その他、スイス、イギリス、フランス、オーストラリアなどの国々においても、盲導犬の育成事業は早くから進められました。また、アメリカでは警察犬の実用化を研究するためにヨーロッパ滞在中であった米国人のドロシー・ユースティス夫人が盲導犬の活躍に関心をいだき、スペインのベベイにある盲導犬学校を訪問し研修の後に帰米し、1929年にニュージャージー州のモリスタウンに、ザ・シーイング・アイ盲導犬学校を設立しました。
Q 盲導犬の育成にはどのくらいの費用がかかりますか?
A 1頭に約300万円くらいかかります。視覚障害者には無償で貸与しています。
Q 盲導犬の育成費はどこからの資金が当てられるのですか?
A 費用の90%は市民の皆さんからのご寄付や募金に支えられており、残り10%が助成金などで賄われています。
Q 盲導犬の育成のために自分たちができることはありますか?
A 盲導犬の育成は市民のみなさんが参加して作り上げるものです。近郊の方はボランティア活動に参加したり、施設内でのお仕事をお手伝い下さい。リサイクル活動やバザーにもご参加ください。遠方の方はインターネットを利用して盲導犬のことを皆さんに伝える活動にご協力下さい。盲導犬を知らない人に盲導犬の話をしたり、盲導犬が活躍できる街をつくるのは皆さんの理解から始まります。
Q 盲導犬ってどういうことをするのですか?
A 盲導犬は歩道をまっすぐに歩いたり、交差点や段差で止まったり、障害物を避けたりしながら目の不自由な人を安全に誘導します。そのため、視覚障害者は、盲導犬と一緒に買物に行ったり、働きに出かけるなど自由に外出することができます。
Q 盲導犬にはどんな種類の犬がなれるのですか?
A 日本では、ラブラドル・リトリバ−という犬が多く使われています。体重が25kg〜30kgくらいの犬で、明るく、優しく、人懐っこい性格で仕事をするのが大好きな、とても賢い犬です。 また、ゴールデン・リトリバーやシェパード、ラブラドル・リトリバーとゴールデン・リトリバーの一代雑種などもよく使われています。
Q 盲導犬は、どのくらい訓練するのですか?
A 犬によって違いがありますが、約1年です。
Q 盲導犬の訓練は、どんなことを教えるのですか?
A 「座れ」「伏せ」「待て」という基本的な命令に従うことや、街の中で真っ直ぐに歩いたり、障害物を避けたり、交差点や角で止まること、バスや地下鉄に乗ることなどで、視覚障害者を安全に誘導するために必要なことを教えていきます。
Q 盲導犬の訓練で大切なことはどのようなことですか?
A 信頼関係を深くすることで、良くできた時はすぐにほめ、悪いことをした時はすぐに叱ることが大切です。
Q 盲導犬になるための条件はどのくらいあるのですか?
A
  1. 体格において標準的な犬の体高は55センチ、体重は25〜30kgくらいが適当で、人間の身長や体格に合っていること。
  2. 健康で、体型は均整がとれていて長時間歩いても疲れないスタミナがあり、歩くスピードが安定していること。
  3. 性格が明るく健全であること。
  4. 他の動物や人に対して攻撃性が無くやさしいこと。
  5. 人や動物、環境に対して強い警戒心がないこと。
  6. 人の声によく反応して喜びを表し、親しみのあること。
  7. 花火や雷など突然の音におびえないこと。
  8. 何事も積極的に行い、元気ではあるがはしゃぎ過ぎないこと。
  9. 集中力があり、喜んで訓練を受ける学習能力があること
    (キョロキョロとあたりを見つめ、落ち着きなく動き回る犬は適しません。)
  10. 体に触れても落ち着いている。
  11. 他の犬に強い興味を示さないこと。
  12. 人と歩行することがうれしく、人にほめられることを喜びとする犬。
  13. 主人の命令に従わず勝手な行動をとるタイプの犬は不適。
  14. 車や船に酔わないこと。
  15. 臭いとりの激しくないこと。
    (臭いに関心が薄いことは盲導犬にはよい)
  16. 無駄吠えしないこと。
Q 訓練士は、資格がないとなれないのですか?
A NPO法人全国盲導犬施設連合会というところで認定をします。
Q 盲導犬を使う人はどんな人ですか?
A 18歳以上の視覚障害程度が1〜2級の方で、盲導犬との歩行を希望される方です。その場合盲導犬を管理することができ、盲導犬と歩行できる健康な方であることが条件です。盲導犬は無償貸与されますが、貸与する盲導犬が決まったら、施設に宿泊しながら約4週間 (代替で2頭目以降は約4週間) の共同訓練を受けなければなりません。
Q レストランやお店で盲導犬を見かけたらどのようにすればいいのでしょうか?
A 盲導犬は決して噛み付いたりほえたり、お店の陳列物や食品を食べたりすることはありません。また、視覚障害者の食事中はその足元に伏せています。食べ物をほしがることはありませんから、皆さんの方からも与えないようにしてください。
Q ホテル・旅館などで盲導犬を見かけたらどのようにすればいいのでしょうか?
A 盲導犬は、宿泊施設での視覚障害者の誘導についても訓練を受けています。他のお客様に迷惑をかけたり、ホテルなどのサービスに支障をきたすことはありません。また、決して人に危害を加えたりすることはありませんので、こわがったり騒いだりしないでやさしく見守ってください。
Q 視覚障害者の方に聞きました。盲導犬を持ったことで自分の生活に変化がありましたか?
A はい、盲導犬と歩くようになって、気ままに歩くことがこんなに楽しいということをはじめて知りました。また、とても健康になりました。外出の自由という長い間の夢が盲導犬によって実現でき、日常生活にハリが出てきましたし、生きがいを感じるようになりました。盲導犬を持っていることでいろいろな方が声をかけてくれるのもうれしいことです。